高円寺で出会った、さくらんぼ色の幸福。アメリカンチェリーのフルーツサンド
神社巡りの帰り道に、思いがけない喜びが待っていることがある。
高円寺をぶらりと歩いていた帰り道、ランチに立ち寄ったのはPoem MANO A MANO COFFEE(ぽえむ マノアマノコーヒー)。
正直に言うと、食べログで口コミを事前に調べていなければ、おそらく素通りしていたと思う。外観はレトロで、「あ、昔ながらの喫茶店か」という印象で、ふらりと入るタイプのお店ではなかった。
でも、調べてよかった。心から、そう思った。
メニューを前に、迷う贅沢
店内に入ると、懐かしさと落ち着きが交差する空間が広がっていた。テーブルとカウンターが並ぶ、28席ほどのこじんまりとした喫茶店。どこか時間の流れがゆっくりになるような場所だ。
メニューを開くと、またしばし迷う。
フルーツサンドはよくあるメニューだけれど、ここのラインナップは少し違う。定番のいちごサンドは「いちご×マンゴー」の組み合わせで、ハーフにもできるとのこと。でも、マンゴーが少し苦手な私には決め手に欠けた。
そこで目に入ったのが、「アメリカンチェリーのフルーツサンド」。
初めての組み合わせ。それだけで、選ぶ理由になった。
運ばれてきた瞬間、言葉を失う
「うわぁ」
声に出しかけて、ぐっとこらえた。一人だったから。
でも、それくらいの衝撃だった。
さくらんぼ、というのは果物の中でも特別な存在だと思う。
出回る季節が短く、どこか贅沢で、日常的にそこにあるみかんやりんごとは違う種類の果物だ。そのアメリカンチェリーが、サンドイッチにぎっしりと詰まって目の前に現れた。
これは……感動である。
食べてみたら、さらに感動
「こんなに一人で食べられるかな」
そう思いながら一口食べると、その心配は数秒で消えた。甘さを抑えたクリームが、チェリーの程よい酸味を引き立てる。
重くなく、くどくなく、気づけばあっという間に完食していた。
こんなに大きなアメリカンチェリーを一人で食べたのは、ずいぶん久しぶりかもしれない。
一緒に注文したオリジナルブレンドのコーヒーも、しっかりとした苦みと香ばしさがあって美味しかった。フルーツサンドの甘さと、コーヒーの苦みのバランスが絶妙だった。
プリンも気になっていたのだが、さすがにフルーツサンドをたっぷり食べた後では断念。それだけが心残りで、「次こそプリンも」と思いながらお店を後にした。
お店情報
Poem MANO A MANO COFFEE(ぽえむ マノアマノコーヒー)高円寺南口店
公式サイト:https://www.manoamanocoffee.jp
住所:東京都杉並区高円寺南4丁目44-5
電話:03-3316-0294
アクセス:JR中央線 高円寺駅 南口 徒歩2分
営業時間: 月・水〜金 10:00〜19:00/土・日・祝 9:30〜19:00/火曜定休
※営業時間・定休日は変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。
支払い:現金・PayPay(クレジットカード不可) 全席禁煙





