運動は嫌い。食べることも我慢したくない。そんなあなたにご紹介したいのがダイエットに役立つ入浴のタイミングです。
お風呂は入り方次第で、ダイエット効果がアップするのです。入浴は毎日するものですから、どうせならそれがダイエットのサポートになったらいいと思いませんか。
どのように入ればダイエット効果があるのか、ご紹介したいと思います。
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ポイント1:入浴は食事の前に!

私は、夕食を作る前にお風呂に入るのですが、これがダイエットに役立っているとは知りませんでした!
食事の前に入るのは、ご飯を食べてお腹がいっぱいになった後、もしくはお酒を飲んだ後に入浴するのが面倒になるからなんですが、それが結果的に良かったようです。
食欲が抑えられる
まず、お風呂に入ると血行が良くなりますよね。人は身体が温まると食欲が抑えられる、というメカニズムがあるんです。
お腹がすいている時は胃腸に血液が集まって活発になっている時ですが、お風呂に入って身体を温めることで全身の血行が良くなる=血液が身体の隅々まで行き渡っている状態です。
普通はご飯を食べると、消化のために胃腸に血液が集まり始めます。
それで、胃腸の働きが活発になり、もっと食べたい!と思うのですが、お風呂の後は血行が良くなっているから胃腸に血液が集まりにくい。
つまり、胃腸に血液が集まらなければ働きが鈍り、食欲が抑えられる、というわけ。
確かに普段の夕食はそんなに食べませんが、それは入浴のおかげだったのかもしれません。
脂肪を燃焼しやすくなる
運動は食前の方がいいと言われますよね。それは、血糖値が低くなっている時の方が、血中の糖を早く使い切り、脂肪を燃焼し始める時間が早くなるからです。
これと同じことで、お腹がすいた状態でお風呂に入った方が脂肪が燃えやすくなるということ。
お風呂で消費できるカロリーはそれほど高くありません。体重によっても変わってきますが、10分お風呂に入っても30〜40kcalくらいです。
しかし、シャワーのみならその半分以下になってしまいますから、それと比べればエネルギーを使うということと、しっかり身体の芯から温まると、脂肪を燃焼する効果が持続するというところに違いが出てきます。
ポイント2:最適な温度は40度くらい

リラックスするためには自律神経の副交感神経が優位になる38~39度くらいがいいと言われていますね。
確かに、寝る前に入浴する場合はこのくらいの温度が最適です。
しかしダイエットのためとなると、もう少し高めの40度くらいが一番いいとされています。
それは、食欲を抑えつつ、交感神経を刺激しすぎない、ちょうど良い温度だからです。
41度以上のお湯に入ると、交感神経を刺激して眠りにくくなります。
朝や目を覚ましたい時に熱いお風呂に入るのはいいのですが、夕食前に入るのはあまりおすすめできません。
ということで、40度くらいがダイエットには最適な温度なのです。
ヒートショックプロテインの力
私たちの身体には傷んだ細胞を修復してくれる働きを持つタンパク質があります。その名もヒートショックプロテイン。
これがダイエットにも役立つんです。各器官の傷ついた細胞を修復してくれるので、代謝が良くなるんですね。
ヒートショックプロテインを活性化させることで、太りにくい身体を作っていけますよ。
体温が1.5度ほど上がればいいので、それほど熱いお湯に入らなくても大丈夫。40~42度くらいが良いといわれていますが、42度はかなり熱いです。
そんな熱いお湯に入っているのはかえって苦痛になるので、40度くらいの心地よい温度がいいと思います。
ポイント3:入浴時間は15分くらい

以前は長くお風呂に入る「半身浴」が主流でしたね。でも今は、長湯は肌を乾燥させるし、自律神経のバランスを乱してしまう可能性があるといわれています。
間違った半身浴は身体を冷やし、健康やダイエットには逆効果になることも。
では最適な入浴時間はというと、15分〜20分くらいなんですね。
短すぎるとしっかり体温が上がりませんし、長過ぎるのは身体にも肌にも負担がかかります。
入浴剤にこだわってみる
短い時間で入浴の効果を高めるためには、入浴剤にもこだわってみませんか。
天然塩は身体を温める効果がありますし、エプソムソルト(←塩ではなくマグネシウムです)は発汗作用が大です。
体温をしっかり上げて発汗を促進すれば、ダイエット効果も高まります。
家に帰ったらまずお風呂!

残業ばかりしていた頃は、遅くに帰宅してシャワーを浴びてすぐに寝る、という生活でしたが、子どもがいる今は、食事の前にお風呂です。
そのせいか、太りにくくなったような気がします。
お風呂は毎日入るものですし、入るタイミングを変えるだけでダイエットに役立つなら、ちょっと工夫してみようと思いませんか。
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